マンション管理士試験情報
1.マンション管理士とは?
マンション管理士とは、専門的知識をもって、管理組合の運営、建物構造上の技術的問題等マンションの管理に関して、管理組合の管理者等又はマンションの区分所有者等の相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業務とします。
合格証書見本この資格は「名称独占資格」といわれるもので、マンション管理士になるには、国土交通大臣等の実施するマンション管理士試験に合格し、マンション管理士として登録することが必要です。
2.管理士試験の内容は?
大きく別けて、以下の4分野から出題されます。
特に重要な法令等は、赤字で表示しています。1. マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
建物の区分所有等に関する法律
被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法
マンション建替法
民法(取引、契約等マンション管理に関するもの)
不動産登記法
マンション標準管理規約
マンション標準管理委託契約
マンションの管理に関するその他の法律
(建築基準法、都市計画法、消防法、住宅の品質確保の促進等に関する法律等) 等2. 管理組合の運営の円滑化に関すること
管理組合の組織と運営(集会の運営等)
管理組合の業務と役割(役員、理事会の役割等)
管理組合の苦情対応と対策
管理組合の訴訟と裁判判例
管理組合の会計 等3. マンションの建物及び附属施設の形質及び構造に関すること
マンションの構造・設備
長期修繕計画
建物設備の診断
大規模修繕 等4. マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
マンションの管理の適正化の推進に関する法律
マンション管理適正化指針 等3.試験スケジュールと要項
*平成21年度要項
本試験日 平成22年11月末(日)予定 願書受付 平成22年9月 願書配布 平成22年8月〜 受験会場 札幌 仙台 東京 名古屋 大阪 広島 福岡 那覇 受験料 9,400円 試験時間 午後1時〜3時の2時間 試験方法 4択式 50問の筆記試験(一部免除者は45問) 受験資格 なし(年齢、学歴、国籍等は一切問いません) 受験申込方法
(1)郵便による受験申込
受験案内書に同封の郵便振替払込用紙により受験手数料を納付し、受験申込書類を財団法人マンション管理センターへ郵送する。(2)インターネットによる受験申込
財団法人マンション管理センターのホームページ(http://www.mankan.or.jp/)において必要な事項を入力し、財団法人マンション管理センターの指定するクレジットカードにより受験手数料を納付する。
4.合格点情報
平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 受験申込者 109,520名 62,124 43,912 36,000 30,612 25,284 23,093 受験者 96,906名 53,317 37,752 27,000 26,184 21,743 19,980 合格者数 7,213名 3,719 3,021 2,746
1,909 1,814 1,479 合格率 7.4% 7.0% 8.0% 8.8% 7.3% 8.3% 7.4% 合格点50問中 38点? 36点 38点 30点 34点 37点 36点
*平成13年年度の合格点については、センターからの発表はありませんが、受験者の情報から推測しています。*試験の難易度(合格率) 第1回試験結果
マンション管理士(7.4%)>宅建主任(約15%)>管理業務主任(約20%)という試験難易度が試験前から流布されていましたが、試験結果からも実証されました。
管理業務主任者の58%という合格率は、第1回目試験の特徴として「合格しやすい」を証明した感じですが、マン管法実施にともなう規制により管理会社にはある程度の管理業務主任者の数を確保する必要があり、そのために大量合格者を出したものと考えられます。
したがって、第2回目以降の試験では主任者の数を見ながら合格率も一定の水準(30%程度かな?)に落ち着いていくものと推定されます。マンション管理士の合格率は、当初予想(10%程度)されていたものより低かったのが意外でした。
その後は、7%〜8%の合格率で推移しています。5.試験実施機関
●国土交通大臣指定試験機関
財団法人 マンション管理センター
〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2−5−5
岩波書店一ツ橋ビル7階
電話03(3222)1516 ホームページ http://www.mankan.or.jp/